薬とコーチング
クスリとコーチングと言うと、一体何の関係があるの?と思う方も多いかと思う。
医療関係者で少し興味を持たれてる方でしたら、「ファーマシューティカルコーチング」知ってる!本を読んだとか、講演を聴いたと言われるかもしれません。
そう、薬剤師さんってコミュニケーションが苦手だと思ってる方、トラブルを起こす方も多く、コミュニケーションスキルとして、また管理者、経営者の立場から、スタッフ薬剤師さんのスキルアップ、業務改善にNLPのスキルを応用するものととらえていらっしゃるかもしれません。
あたしも、苫米地博士に会い、ワークスで学びそしてTPIEやPX2、アカデミーを受講、コーチングを学び、ファシリテータートレーニングを受けても、いまいちピント来ていなかった。
「コーチングは全ての職種に必要だよ!」
「コーチがいると人は何故か成功するよ!」
博士の言葉に、そういうものかと思うも、よくわからなかった。ただ私の周りに不思議な事が起こるようになり、やがて周りの環境も一変した。
今はむしろ、医療環境、介護環境にこそコーチングが必要。そこに関わる士業、関係者は必須、家族、当事者も、コーチングを受ける、コーチがいるといないでは、全然医療環境、介護環境が変わる。治療の効果はもちろん、介護する側される側、結果が変わってくる。日々痛切に感じている。
以前、漢方の師匠から、
「薬効3割、投薬3割、患者3割、残り1割は天命」
と教えられた。
その意味は、服薬で病気が治るのは、薬の力で治ってると思いがちだけど、そうじゃない。薬の効果は3割程度、本人の内なる力があるからこそ治癒に向かう。そしてお薬を渡す人(薬剤師、あるいは看護師、家族、介護者)、処方する医師によって、同じ薬なのに3割効果が違うという事。だから、最低6割は治癒する形で帰しなさい、プロの薬剤師として…と。
実際に、薬局の現場で、特に心療内科、精神科系のお薬、痛み止めのお薬をお渡しする際、この事は日常茶飯事に起こる。
手前味噌みたいだけど、他の薬剤師さんがお薬渡した時は、全然効かない、痛み取れない、眠れない、不安で不安で…と訴えてた方が、同じお薬をあたしがお渡しすると、次回来局の際は、良くなった!ずいぶん痛み和らいだ、グッすり休めたと喜びの声ばかり溢れちゃう。なかにはココロ閉ざしたまま無言無表情で帰ってた方が、あたしが担当して、2、3回目には笑顔でお喋りして帰られる。そんな不思議な事が当たり前に起こる。これって何?
きっときっと、これはコーチング。
「日々24時間コーチとして生きなさい」
博士の言葉に、
日々お会いする50名近い人、一人一人に、投薬のわずかな時間に、「ゴールセッティング」そして、「エフィカシーをあげる」アプローチを入れる。一人として同じ人はいないので、その場て手法は編み出す。(インベント オン ザ ウェイ)
やってた。
先日、博士に会いお話したら、褒めたれちゃった。やったね!
でももっともっと上手くなりたい!ってお話ししたら、さらに秘訣を教えてもらっちゃった!
キャ!キャ!キャ!
博士はよく「メディカルコーチング」(機能医療学会)の席で、
「治癒するのは当たり前、
薬をもらったら(診察受けたら)、何故かお金もちになった!彼氏ができた!夢が叶った!と、それくらいできるでしょ」って言われてた。
あたしもまだまだ、もっともっと腕を磨いて、沢山の人をハッピーに、そんな思いを新たに。
沢山の医療、介護に関わる皆さんと共に、ますますコーチングライフをエンジョイしたいな❤️